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1.26

『(500)日のサマー』

なんか最近ハードコアな映画が続いてるのでたまにはポップな感じでとマーク・ウェブ監督『(500)日のサマー』 を見に渋谷へ。もちろん私も予告を見ただけでサマーに萌えまくったクチ(サマーとは主人公の名前で長過ぎる夏なわけではない)。
言ってしまえば、恋愛ベタな文化系男子がめちゃくちゃ可愛い自分勝手な女子(しかもちょっとエロい)に振り回されましたってだけの映画だったけど、まあここまでサマー役のズーイー・デシャネルが可愛ければなんでも許せる。そりゃこんなキュートならこんなけワガママにもなるわなと納得できる(ということは彼女以外だとこの脚本は成り立たないのか。ブスがこんなこと言ったら殺されるわな)。作為的な猛禽ではなく生まれながらにこういう人っているのよね実際。でも初めてのカラオケでこの選曲は女を敵に回し過ぎやろとちょっと思った。多分今これを日本でできるのは仲里依沙。恋に落ちた男子の姿も微笑ましく、最初のセックスした後に浮かれて踊りだすのも中々良かった。半笑いで見てしまったけど。
それ以外にもコピー室のキスシーンもふたりのデートシーンも悪くはない気がしたので、時間軸をぐちゃぐちゃしたり中途半端な分割画面を入れたりするのがちょっと邪魔で、もっとシンプルな恋愛映画にしても全然良かったんじゃないでしょーか。とりあえず、明日から水色の野暮ったいワンピースを着て生きる。ちなみにズーイーちゃんは私とタメ。
この主人公の男子はそれこそいわゆる「草食系男子」ってやつなんだろうけど、私はこの言葉に対して「男に相手にされない女が自分を納得させるための便利な言葉」という江古田ちゃんの意見を支持する。「最近の男って女に興味ないのよねー」と信じ込めばモテない理由は自分のせいじゃないもんね!