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3.01

『バレンタインデー』

なんか、こういう映画が見たい気分だったんです、ってことでサービスデーのシネコンにひとりゲイリー・マーシャル監督『バレンタインデー』を見に行く健気なあたし。
詳しいことは何も知らずただ私の大好物なアメリカラブコメ映画かと思ったら、確かにそうだけど出演者がジュリア・ロバーツやジェイミー・フォックスやジェシカ・アルバやアン・ハサウェイやとやたらと豪華でびびった(すっごいちょい役にキャシー・ベイツまで)。で、そのメンツをなんとか活かすためにと頑張った結果映画が長くなり過ぎて後半だいぶダルかったのが残念。2月14日を舞台に、バレンタインってだけでよくここまで騒げるわと呆れる程どいつもこいつもジタバタしてる群像劇は決して嫌いではなかったけれど。っていうかむしろ普通に胸キュンしてたけど。アシュトンくんやっぱ可愛い。野外映画の上映シーンではちょっと泣きそうになってしまったぜ。
10代の初体験やら若者のプロポーズやら不倫やら独身女やらわかりやすいネタの中にきちんとゲイ(しかも有名人)を挟んでくるのはさすがアメリカとちょっと感心、物語に全く関係ない超ナンセンスな高校生のインタビューシーンが妙に長い時点でこの監督なんかおかしいなと思ってたらジェイミー・フォックスにものすごい自虐ギャグを言わせたりして(多分観客の9割は気付いてないやろうけど)、気が合いそうな予感がした。久しぶりに見たジャッキー映画ばりのNGシーン特集も私好み。と相変わらずラブコメ映画には弱弱な三十路であった。

全然関係ないけど今目の前に吉田秋生とくるねこ大和と西原理恵子と東村アキコの新刊が並んでいて、だいぶ幸せ。