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3.05

『ランニング・オン・エンプティ』

そー言えば私この映画のクレジットに名前出てるんやったと思い出し、二日酔いの体を引きずって池袋シネマロサさんに佐向大監督『ランニング・オン・エンプティ』 を見に行った。佐向監督初体験(脚本の『休暇』は見たけど)。
今っぽい若者たちが今っぽい会話を繰り返しながらちょっとだけ本気で走ってみた、そんな説明しかできないような、不思議映画。しょうもない会話がただ続くだけのシーンなんかは決して嫌いではなかったしエンプティな感じは笑えたんだけど、主人公と映画の距離感が最後までよく掴めなくてちょっと困った。なんか、すっごい寸止め感が残るというか。こんな話ならもっと近くてもよかったんじゃなかろーか。巨大な工場や煙突から出る炎もただ後ろにあるだけじゃなくもっと面白く使えそうな気が。80分というこじんまりさは悪くなかった。
ヒロイン役のみひろという女優がどことなくジェシカ・アルバっぽくて可愛くて立派なビッチなのが良かった。杉山彦々は相変わらずずるいくらい面白かった。まあこの菅田俊もだいぶずるい。 この映画を見て私がどこに協力してるか気付けた人はかなりの私マニア。

ベスト盤購入を機に15年ぶりくらいに聴き直してみたら、今かなりソウルセットがマイブーム。仲間募集。