3.17
『バッド・ルーテナント』
憧れのビッチNo.1、エヴァ・メンデスちゃん目当てで見に行ったヴェルナー・ヘルツォーク監督『バッド・ルーテナント』 がなんともおかしな映画で面白かったのでした。なんかのリメイクらしいが元ネタは未見。劇場がえらい混んでるなと思ったらほとんどが『食堂かたつむり』だったぜ。
一応は正義感に溢れてた刑事がクスリに溺れ徐々に狂っていくってだけのお話が、とりあえず、ニコラス刑事が3分に一回「fuck!」と叫び5分に一回ヘロインを吸いたまにコカインと間違えハイになってラリりまくってる姿を見てるだけで充分満足。『リービング・ラスベガス』以来やっぱりニコラスにはとことん堕ちた男の役がよろしい。クスリ以外にも博打だの賄賂だの最低なことしかしてないのにだいぶ切ない。駐車場と老人ホームで暴走するシーンにはひとり大爆笑。よくこんな映画作れたなと感心するぐらいひどかった。イグアナや魂の幻覚(あれってワニも幻覚なの?)も意味はよくわからんけど良かった。お目当てのメンデスちゃんの出番がちょっと少なかったのは残念やけど涙をこらえながらインサイドラインを入れる顔はやっぱりめっちゃかっこよかった。私も47都道府県でセックスすればあんな女になれるのかしらん。
なんとなく、「神聖かまってちゃん」を若い時に聴かなくてよかったと思う今日この頃。