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3.19

『人間失格』

最近のジャニーズはみんなホストに見えてさっぱり見分けがつかないんだけどこの子はなんかちゃうんやねえと荒戸源次郎監督『人間失格』 をようやく。原作小説は読んでるんやろうけど自分でもびっくりする程内容を覚えていない。ってか久しぶりに行ったけどシネセゾンさんのビル、なんかどえらいことになってたんですね。恐るべしユニクロ。
それはともかく。全体的な感想としては、太宰もの映画『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』の上品で真面目な面白さとはまた違った、真っ赤な花びらや打ち上げ花火がなんともいかがわしくてこれはこれで面白いと思った、が、監督の前作『赤目…』を見た時にも残った何かが肌に合わない感が今回も残尿感のように。なんやろ、多分テンポとかリズムとかものすごく個人的な感覚程度のことなんだろうけど。最後の三田佳子的な存在ももちろん好みではないけれど。
でもまあ、最初は笑顔が可愛過ぎるかなと思った生田斗真くんも一回目の自殺未遂以降からだんだん堕ちた感じが板についてかっこよかったから良かったのだ。小池栄子やら石原さとみやら女優がいっぱい出てるのに唯一のキスシーン相手が室井滋ってのは誰かの悪意なのだろうか。森田剛の中原中也も頑張ってるのはわかったけど、せめてもうちょっと眉毛が生えるまで待てなかったのか。伊勢谷友介は、もうええわ。

それはともかく。今日本で一番正しく感動的なヒップホップを実行してるのはモンスターエンジン西森だと思う。騙されたと思って最後まで聴いてみて。ほんまに泣けるから。