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4.13

『マイレージ、マイライフ』

改めて言う、新しい映画泥棒のCMは音楽から映像からとにかく全てが不愉快で、わざわざ映画館まで来てこんなもん見せられるなら家で違法DVD見てた方がマシじゃいと思わせる効果があるので、百歩譲って前のやつに戻した方がいい。あれでも十分不愉快やったけど。

実は何気にかなり好きな『JUNO』のジェイソン・ライトマン監督最新作ということで結構楽しみにしてた『マイレージ、マイラフ』 (原題は『UP IN THE AIR』)を見た結果、いやー全然ダメな映画とは思わないけどやっぱあんまり期待して映画見るってよくないなあと思ったりなんかした。
ジョージ・クルーニー演じる家族とも疎遠で恋人もいない独身貴族のヤリ手リストラ請負人が年中飛行機に乗って出張ばかりしてるうちにマイレージを溜めることだけが生き甲斐になるも小生意気な新入女子社員に諭されて心を開き始める、ってお話があまりにも単純過ぎてちょっと。せめて妹の旦那との会話はもうちょっと頑張って欲しかった。全然ハッピーエンドじゃなかったのは良かったけど、脚本力では32歳のボンボンよりも元ストリッパーブロガーの勝ちな気が。だってこれじゃあリストラされた上家族も恋人もいない独り身の人間は死ぬしかないってことかいなと突っ込めるし。そういうの色んな意味でマジやめて欲しいし。あとめちゃ個人的に空港大好きな私としてはもっと舞台を活かしてほしかった。実際ゴールドカードのラウンジって別に面白くないしさ。あと個人的なこととは関係なく大人代表的な役の女性が34歳ってちょっと若過ぎるんじゃないかと思った。これから4年であんな開き直れないよ。いやそれでもやっぱり会社のパーティーとか結婚式のシーンなんかはぐっときたりなんかもしたので、次回作に少し期待。

それはともかく、こんなことになってるなんて、想像以上に世界は深刻だったのですね。ジムがんば。