4.14
『シャーロック・ホームズ』
あー私もとりあえず結婚して離婚して慰謝料70億欲しーと独りごちながらガイ・リッチー監督『シャーロック・ホームズ』 をやっとこさ。上映最終週のレディースデーだからか池袋東急さんとは思えぬ客入り(失礼)。
ホームズと言えば三毛猫くらいしか読んだことのない私にはロバート・ダウニーJr.演じる探偵さんが超人的な体力の持ち主であるという設定がどこまで許されるのかよくわからないのだけれど、 冒頭から大した説明もなくひたすらガンガン進んでいく映画に対し、最近不完全燃焼が続き気味だったアメリカ映画へのハードルが低くなっているのかああこういう完全に漫画みたいなノリもいいよねと普通に楽しんでしまった。私としたことがホームズとワトソン君(ジュード・ロウ)のアメリカンジョークな掛け合いにうっかり笑ってしまったり。陰気なロンドンの街を描くにはポップ過ぎる感覚もぎりぎり嫌味じゃなくここまで巧妙にCG使うのってすごいなとちょっと感心までしてしまったり(あの船とか橋ってCGですよね?)。128分の娯楽映画としてはここが最大の見せ場!的盛り上がりポイントが今イチ盛り上がりきれてなかったことが残念ではあったが。橋の上での対決はもうちょっとしっかりやって欲しかったかな。でもまあ100%続編があるだろうから、次回作に少し期待。
っていうかロバートさん、ヤク中からよくここまで復活したよなあ。まともに生きてもここまでは無理やでってくらい瞳キラキラで、人間てすごいなあと静かに感動した。
ゲイ映画が追放される一方でこんな面白いものが作られてたりするから今イチ諦めきれない。サウスパークに風が吹いた。