7.07
『サバイバル・オブ・ザ・デッド』
帰国後一発目の予定が七夕の日に内科の診察ってだけでもブルーなのに、検査やら待ち時間やらで大学病院に3時間も拘束されてだいぶぐったり。
が!そんな憂鬱な気分もジョージ・A・ロメロ監督最新作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』 のおかげで見事にぶっ飛ぶ。いやあ笑った感動した。めちゃくちゃ面白かった。場内も爆笑の嵐だった。終了後の女子トイレでギャルたちが「コメディ映画だったんだねー」と騒いでいたが、多分それでいいのだろう。
映画が始まったとき既に世界はゾンビだらけ、何故にゾンビがとかはどうでもよくてとりあえずおるからしゃーないって感じで、しかも結構動きのノロいゾンビだからそこまで怖くなくて、銃撃ちまくってダイナマイトぶっ飛ばして内蔵飛び出しまくった結果最終的にはじーちゃんたちの意地の張り合いでしたという、内容があるようでまったくない、かっこいい西部劇であった。ワル過ぎるじじいたち、まさかの双子、趣向を凝らしたゾンビ殺しの方法、馬を乗りこなすゾンビ、で、あのラストカット。かっこよかった。知ってる役者は一人もいなかったけどみんな見てるだけでわくわくするような顔で。アメリカ帰りにこのアメリカ映画で、すっかり親米派になりそうな予感。ああ鎖につながれてるゾンビ役で出演したかった。
いやー、小林聖太郎監督で西原映画化、しかもキョン2と永瀬って、久々にちょっと期待。