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7.16

『アイアンマン2』他

昨日は、ネイルサロンで浮かれポンチなジェルネイルを施した後久々のシネマヴェーラさんで前田陽一監督『にっぽんぱらだいす』(64年)を見ていたく感動した、はずなのだが、観賞後にうっかり素敵女子と死ぬ程呑んだくれてしまいタクシーに乗って帰宅しようとしたら運転手に道を間違えられ変な場所で降ろされた結果深夜の池袋で独り迷子になったりして、なんだかもう。映画は、終戦直後の赤線地帯を舞台にしたコメディというビンゴに私好みの作品で、すっごい楽しかったんですがね。アメ公の鬼畜っぷりとか娼婦たちのガラの悪さとか最後に主人公が死ぬ唐突さとか、色々めちゃくちゃなのが良かった。
そんなこんなで本日は、迎え酒で体を醒すべと入ったキリンシティで隣りの客が店員さんに「ビールある?」と訊いてる不条理な状況を眺めた後やっとこさジョン・ファヴロー監督『アイアンマン2』 を鑑賞。さすがは池袋、金曜の夜でもガラガラだった。
前作『アイアンマン』は、そのあまりに身勝手なアメリカストーリーに若干引いてしまいあまり楽しめなかった曖昧な記憶があるのですが、今回はほんとここまでバカバカしいなら逆におもろいわってくらい弾けたアホらしさで、普通に笑いながらエンジョイしてしまった。変身シーンには素直にドキドキしてしまったり。そのほとんどがロバート・ダウニーJr.の力な気がしなくもないが。スーツ着ながらDJとかおもろ過ぎてずるいし。敵役のミッキー・ロークも良かったけど、体を張って戦うシーンが冒頭だけってのはちょっと残念だった。それでも体一つで突然F1のレースに飛び出すなんておもろ過ぎてずるいし。久しぶりに見たグィネス・パルトロウもえらく可愛かったし、スカーレット・ヨハンソンのお尻も素晴らしかった。と、CG使いまくりの最新映画なのに(途中ハイテク過ぎて主人公が何をやっているのかよくわからなかったりしたけど…)逆に役者の良さが引き立っているような、中々素敵な映画だったのでした。とにかく主役のふたりが元ヤク中とは思えぬ活躍で、のりピーにも頑張って欲しいなと思った。