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8.05

『ジェニファーズ・ボディ』

このクソ暑い中わざわざ新宿まで出て某日本映画を見ようとしたらチケット売り場で満席ですと告げられたときには本気で目に映るもの全てを破壊してやろうかと思う程怒りを覚えたのだがそのまま上映時間が一番近いからという理由で駆け込んだカリン・クサマ監督『ジェニファーズ・ボディ』、何にも知らずに見たら、女性監督&女性脚本家(『JUNO』の人)による女子高生が主役のB級ホラー映画でこれが中々面白く、なんとか落ち着きを取り戻せたのでした。
まず女子高生ビッチに悪魔が乗り移って自分とヤリたがる男の生肉を食い尽くしていくというお話が素晴らしい。馬鹿な男は殺すしかないという潔さ、私も悪魔に魂売りたい。映画の中盤で明らかになる悪魔になってしまった理由がほんと突拍子もなかったりパジャマパーティーから女同士のキスシーンから悪魔のカミングアウトという無茶苦茶な展開を見せたりするのだけど、悪くない。すごい真面目に好き放題してる感じが良いと言うか。親友同士が殺し合うまでの対決の途中で交わす会話がいちいち下世話なのも笑えた(明らかにやり過ぎな人間火だるまにも笑った)。ビッチとして完璧な口の半開き具合を披露するミーガン・フォックスちゃん、すごい良かったけどやっぱりおっぱいくらいは出して欲しかったなという不満だけが残る。でもオススメ。

で深夜には、とある方のご好意で某監督の某最新作をDVDで拝見させてもらったのだが、悔しいかなこれが面白くて。詳しく話せるときがきたらまたいずれ。