8.20
『私の優しくない先輩』
夏バテなうえ連日皮膚科やら外科やらをハシゴしてぐったりしたせいで脳みそがほんとにイカレてしまったのかうっかり魔がさして山本寛監督『私の優しくない先輩』 なんて映画を見てしまった。監督はアニメ界では人気な方らしいけど、知るか。わからない、私にはこの映画の全てがわからない。誰かここで何が起こってるのか私に説明するために見に行ってほしい。
だって主人公の女子高生が、優越感を得るために苛められっこの地味な同級生と仲の良いふりをして「親友だよ!」とか言いながら心の声として「狡さはバレなきゃ狡さにならない」とつぶやくような本当に救いのないくらい最低な性格で、そのことを反省するのが難病の結果死ぬ直前(つまり映画のラスト)なもんだからとりあえずは100分間くらい本気で性悪の女のいちいちを見せられることになって、その心の中がひたすらナレーションとして垂れ流しで、途中でほんまに「もう黙れ!」と川島海荷をビンタしたくなってもうた(彼女に罪はないんだろうけど)。って言うかここまでナレーション入れるならラジオドラマでええやん。いやー見てて聞いてて辛かった。これ誰が幸せになるために作られた映画なの?ロリコン?
やたら気合いを入れてるっぽい祭りのシーンもほんまどうでもよかったし(クライマックスで涙ながらに「私は最低なんだよ!」と叫ばれても、そんなこととっくに知ってるしさ)結構好きな広末涼子のマジ恋5をこんな映画でカヴァーされるのすらもなんかむかついて。性格が悪いうえ好きな男にも振られた挙げ句心臓病で死ぬ役なんて十代のアイドルにさせる大人が悪い。
なのでみなさんは私がここまで言うんだからもちろん『making of LOVE』を見に行った方が絶対時間の有効活用になると思われます!