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8.23

『ぼくのエリ 200歳の少女』

なんやえらいヒットしてるとの噂を聞いて気になったのでトーマス・アルフレッドソン監督『ぼくのエリ 200歳の少女』 なるスウェーデン映画をわざわざ銀座まで見に行ってみたのですが、これが結構な困ったちゃん映画で、困った。
やたらと美しいいじめられっ子の少年(まんま鈴世byときめきトゥナイトなビジュアル)が実は吸血鬼である少女と恋に落ちてふたりで支え合うという切ないラブストーリーが北欧の一面雪景色な景色の中で展開するまでは中々感動したのだが、その中で突然人間が自然発火したり大事なシーンで突然ヴァンパイア少女の目ん玉や口や耳から血が噴き出したりするもんだからどこまで本気なんだかふざけてるのかよくわからなかったりいくらんでも吸血鬼が人を殺す仕事が雑過ぎたり思わせぶりな伏線の意味がわからなかったり(結局あの父親の友だちは何だったんだ?)でおもしろポイントを見失う。少年と少女が無言で抱き合ったりガラス越しに会話するシーンなんかはいいなと思ったのですが。
結構トンデモない映画だと思うけどこれが何故銀座のマダムたちに大人気なのかはさっぱりわからなかった。あ、でもめちゃくちゃ寒そうな舞台なのに主人公の少年がやたらと裸みたいな格好をしていたのは実はショタコン受けを狙ってたのかしら。んなわけないか。

深夜、中原昌也氏が松岡錠司監督に「『トイ・ストーリー3』に出てましたよね?」と言ってる現場を目撃し、失礼な程笑う。ポテトヘッド!