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8.30

『インセプション』

仕事帰りに立ち寄ったコーヒー屋で隣りに座っていた陽気なおじいちゃんふたり組に話しかけられたので楽しくお喋りしていたら、いつのまにかネズミ溝に勧誘されてました。月四千円払って友だちふたり紹介してくれれば老後は安泰だよって言われてました。だから、私が悪いのか??
そんな状態で見たからってわけじゃないんだろうけどかなり出遅れて今更クリストファー・ノーラン監督『インセプション』 を見てみてもどうにもこうにも乗り切れず。この映画には色んな見方や言い方があるんだろうけどとにかく私には映像の面白さもキャラクターの中途半端さもディカプリオのユルいトラウマも含めアニメ見てるみたいやなあとしか思えず、アニメ嫌い(ディズニーとピクサー除く)の私には退屈にしか思えず。無重力でくるくる回るとか助手の俳優とか面白いと思ったところもなくはなかったんだけど。
夢の中の潜在意識を完璧に設計するという内容はつまりノーラン監督の脳みその中で設計された完璧な映像を見せられるって感じで「俺の考えてること面白くね?」と言われ続けてる150分間に「はあ、まあ、つまんなくはないですけど」としか応えられないような。意図的なんだろうけど同じことを繰り返すループ感もただ「尺長いわ!」と一言突っ込みたいような。最近打撲した尾てい骨にはキツかった。
出てる女優がふたりとも大好きなのは良かったけどレオ様にはそろそろ眉間に皺をよせるだけの芝居をやめて頂きたい(人物の設定も話のオチも『シャッターアイランド』に激似なのは偶然なのかしらん。っていうか最近苦悩する役しかしてないのか)。見ながら、うわこの監督まだ自分がアクションシーン下手くそって気付いてないんやとちょっとびっくりした。