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9.12

『ペルシャ猫を誰も知らない』

昨日は、久しぶりに誰とも会わずに家でひたすら猫とゴロゴロしてたらだいぶ復活。
なので本日は、オシキャットなら知ってますけどとユーロスペースさんにバフマン・ゴバディ監督『ペルシャ猫を誰も知らない』 を見に行ってみたら上映終了間近だからかほぼ満席で驚く。
西洋音楽が禁止されてるイランで許可されなくても逮捕されてもバンド活動を続け国外進出を夢見る若者たちを実際のミュージシャンが演じほぼゲリラ撮影で作られたという作品。見てとりあえず、イランの若者たちがとにかくお洒落で音楽のレベルも相当高いことにびっくり、と言うかもっとイケてないと思い込んでた自分を反省。歌が流れる間のPV風映像がだいぶダサいことがやや残念ではあったが、彼らが体を張ってまで牛舎や地下室でロックやメタルを演奏してる姿はやっぱり感動的だったし、特にテヘランの悪そうな奴はだいたい友だちっぽいB-BOYが唄うペルシャ語ラップはすっごい良かった。あれを聴けただけでも見て良かったかも。やたらと協力的な口の達者なおじさんがすごい上手いなーと思ったら彼はイランでも有名な俳優さんだそうな。そんな人がこんな映画に出るってのもすごいけど。ハッピーエンドではないだろうと予想はしてたけど想像以上にブルーな終わり方であった。ここで女性が圧倒的に少ないことと日本との関連については要再考。
西洋の文化を禁止し犬を外に出すことすら規制するのにバイクにノーヘル3人乗りは許される、やっぱりイスラム文化は難しい。
で、本日も映画後は真面目に直帰し、友近七変化を堪能。録画しとけばよかった!ってくらい面白かった。