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11.06

『エクスペンダブルズ』

週末のシネコンでお目当ての回が満席だったものの二時間暇を潰してでも見たかったシルベスター・スタローン監督『エクスペンダブルズ』をようやく。
マッチョ親父が集まって何をするのかと思ったけれど冒頭で初めてタイトルの意味を知って、それだけでちょっと泣きそうになる。消耗品軍団って。おっさんたち気付くの遅いよと思わなくもないが、やっぱりそこは「マイケル・ベイおたくの短小」とは違うのよねとひとり納得。
映画自体は、最近のスタローンが私を裏切るわけもなく103分間ほんとーにあっという間の超素敵な映画で、スタローンとブルース・ウィルスとシュワちゃんが集まるシーン(場所は教会)のサービス精神とミッキー・ロークの涙には心底感動。ジェット・リーの見せ場はきちんと作るくせに自分はわざわざ敵に捕まって「痛めつけられる」スタローンの相変わらずなドMっぷりも堪能。相変わらず何かを解決したようで実は救済した後は微妙に無責任なヒーローっぷりも素敵でございました。スタローンの顔が途中から皺の多い犬にしか見えなくてちょっと困ったけど。
と、大満足なアメリカ映画に文句はただひとつ。長渕はない。なさ過ぎる。久しぶりにエンドロールの途中で退席した。