BLOG

12.09

ストローブ1

ふううう。実はこの10日間ほど路頭に迷った子羊をひとり自宅に保護してまして、昨日無事彼女が独り立ちしまして。ただ他人が家にいただけなのになんとなく生活のペースが狂って映画を見る時間を作れなかったのですが今日から復帰。酒を呑む時間は作れるのにね、人間て不思議。
と映画リハビリに選んだのがストローブ=ユイレだったのは私の選択ミスで、映画ボケした頭にいきなりの『ヨーロッパ2005年、10月27日』(06年)『ジョアシャン・ガッティ』(09年)『アルテミスの膝』(07年)『ジャン・ブリガールの道程』(08年)はただぼーっとスクリーンを眺めることしか出来ず。まあストローブに対してはいつもそうっちゃそうなんですけど。それでも多分3回目の『ジャン・ブリガールの道程』は、あのエンジン音と鳥を見ただけでぞくぞくするぐらいやっぱり好きな映画だった。
上映後の吉田広明さんによる講演も、久しぶりに大学の授業みたいなお話を聴いたってくらい真面目な内容だったためちょいちょいぼーっとしてしまったのだが、ルソーとストローブとゴダールについてちょっとだけ賢くなれた気がしなくもない。 気のせいかもしれない。