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1.13

『ノルウェイの森』

大阪で暇なときにでも見ようと思っていたけどとてもじゃないけどそんな時間は取れなかったので結局近所のショボシネコンでトラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』を鑑賞。原作小説は学生の頃に絶対読んでるはず、でも面白いくらい内容を覚えてない(発売当時とにかくはなきんデータランドの書籍部門でずーっと一位だったことは鮮明に覚えてるのに)。こんなに、溢れる性欲を持て余した若者たちの物語だとは予想外でした、と、村上春樹に特に思い入れがあるわけでもなくビートルズやCANの音楽に造詣があるわけでもなく60年代に興味があるわけでもない私にとってはこれが洋画だろうが邦画だろうかあんまり関係ないのかもね。
133分間、見ながら、松ケンも凛子も水原希子ちゃんも頑張ってるしとにかく映像は美しいし音楽もかっこいいのに今イチ乗り切れないのは何故だろうと。結構深刻な話のはずなのにまったくどうでもいい。この映画の一体どこで何が動いてるのかよくわからなかったと言うか。うっとりするような綺麗なシーンは幾つもあったのだけれどそれと映画が面白いかはまた別のお話なのだなあと改めてお勉強になりました。まあ世界の亀山モデルに最初からそんな期待してたわけじゃないからいいんだけど。そんなに濡れないならなんか道具使えばいいじゃんという突っ込みは多分しちゃいけないんだろう。
文学青年にしては立派過ぎる松ケンの上半身に萌え、玉山鉄二に萌え、霧島れいかという女優さんが素敵だなと思い、菊地凛子は声がかわい過ぎるので喋ると舛添要一色が薄くなるなと思いました。

と、一応映画を見たのに今日一番印象に残ったことはダウンタウンDXで知ったジローラモの趣味だったりする。笑った。