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3.25

やくどしやくどし

いやあ参った参った、まさかこんなことになるとは。
二月末、どうにもこうにも改善しない体調をなんとかすべく緊急入院、までは良くはないけどまあ良しとして、ひとり病室に閉じこもってうだうだしてる間に地震が起こり津波が襲い、3週間後退院するときには水道水に放射能が混入してるなんて想像できるわけもなく。
震災の被害に遭われた方を思えばほんと大したことじゃないけれど、今回も私の体調を心配して下さった皆さま、本当にありがとうございました。身体の方はなんとか落ち着いた模様(一日3万円の個室に二十日以上幽閉された挙げ句、最終的には「何もかも自然に治ってきてますね…」で片付けられ、結局治療らしい治療は行われなかった…)。あ、ただ肺機能の低下が著し過ぎるとのことで、本格的に禁煙、か。か?お酒は止めろとは言われなかった、よ。出所祝い受付中。

一ヶ月近く毎夜40度近い熱を出し朦朧とした頭でもうこのまま死ぬのかしらんと血迷ったことを考えてる最中にTVをつければ大震災の映像がばんばん流れ色々苦しいけどそんなときにクリント・イーストウッド監督『ヒアアフター』が上映中止とのニュースを聞き慌てて病院を抜け出しパジャマ姿で新宿のシネコンに駆けつけてあんな映画を見てしまったらそりゃつくづく思うことも多々ありましたが、このタイミングでこの映画を見てほんとによかった、とだけはご報告。今まで嫌いな劇場だったけど唯一一日だけ延長して上映してくれてありがとうピカデリーさん。脱出して怒られてでも見に行くべきだと勧めてくれたおかしな大人たちにも多謝。
なので、何かと今は大阪に帰った方がいいんじゃないのと言ってくれる人もいるけどしばらくは東京で、ほぼ寝たきり生活だったため極端に落ちた体力が復活し次第またいっぱい映画を見るしかできないけど、早くいっぱい見たいです。

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パジャマ姿で失礼、猫たちと私は元気です。みんなも元気でありますように。ぽんずさんは絵に描いたような花粉症で苦しんでおられますが(猫に水道水って飲ませても大丈夫なの??)。