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4.01

『毎日かあさん』

西原派なうえ監督から直々に前売り券を売って頂いたというのに見ないわけにいかないと映画館に行ってみたら本日は映画の日だったらしく故に結局チケットの差額分損したことになるのですが、小林聖太郎監督『毎日かあさん』 は良い映画だったので細かいことは気にしないことにしました。今しがたHPを見て気付いたけどすっごい相米キャストだったんですね。
原作は新聞に連載されてる四コマ風漫画だし西原漫画を映画化するときにはこれ以外の方法は中々難しいんだろうけど今回も細かいエピソードに対するナレーションでの解説がもっと他にやり方ないのかなあとちょっと気になったが、今まで見た西原原作ものの中では最も内容的に原作に沿いつつ映画であることに真面目な作品な気が、監督が映画の中の家族を見つめる落ち着いたカメラが元戦場カメラマンである夫が自分の家族を見つめてるときに強くしました。でもこっそり原作にはない父と息子のエピソードを照れ臭く紛れ込ませてるのも微笑ましくて良かった。見ながら、こんなに子どもに恋しがられるって鴨志田さんはアル中だろうと無職だろうと相当良いお父しゃんだったんだろうなあと改めて感心、1秒くらいだけ久しぶりに結婚したくなった。
キョン2はジャージを着ても皺が目立っても相変わらず絶対的にキョン2だったのだが、元夫役を永瀬正敏が演じる中でキョン2に妊婦の姿をさせるって、相当凄いことだと思うんだけど。ラストに本人たちの写真を出すのは『きみに読む物語』ばりにズルいと思うんだけど。

しかしまあ春休みだからかサービスデーだからかシネコンは大混雑で、トイレに並ぶ女子中学生たちの集団がみんなめちゃくちゃ痩せた体に目一杯オシャレしてて、都会って怖いなあと上京13年目にしてしみじみ感じてしまいました。