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4.06

『マイキー&ニッキー』

お昼は、ここ最近gojo史上最長に伸びていた髪の毛を久しぶりにばっさり切ってだいぶすっきり、未来ちゃんみたいになりました。女が髪を切るとき、特に何か理由があるわけなく、ただ毛量が多過ぎて頭にこもる熱が半端ないので夏に備えた暑さ対策。でもここまで髪型変えて不評だったら悲しいので嘘でもいいから褒めて下さい。

夜は、ユーロスペースでレイトショー公開中のイレイン・メイ監督『マイキー&ニッキー』 を見てだいぶ感動。初めて名前を聞く監督さんだけどジョン・カサヴェテスとピーター・フォークが主演というならそりゃあもう。
ひとりの男が電話で「困ってる」と一言告げれば「お前は頭が変だ」と言いながらもすぐに駆けつけて助けてくれようとするもうひとりの男たちの、子ども以上に子どもみたいに友情だけを頼りに過ぎていく一晩のやりとりが、演じるふたりの芝居なのか素なのか既にわからない姿と70年代アメリカの夜の街にあるだけでくらくらするくらい面白かった。このフィルム感もそういえば久しぶりで。
バスに乗ってからお墓に行くあたりまでの微笑ましい程の男子のはしゃぎっぷりとさっきまで仲良かったくせに女にモテるモテないで大げんかするバカバカしさとそんな男たちを家で待つ女たちの揃いも揃って幸の薄そうなことよ。あの遠くで流れてるような音楽は朝には聴こえない。
それにしてもゾエちゃんは父親似だなあと思ったら、息子の名前はニックでしたね。