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4.20

『婚前特急』

朝も早よから得体の知れない酔っぱらいがウチの玄関をこじ開けようとする騒音で眼が覚める。一体何事かと恐る恐るドアの穴(正式名称忘れた)から覗いてみると見覚えのない若い男が「チクショーチクショー」と怒鳴りながら暴れていて、これはさすがに自分で対処する自信がないと生まれて初めて110番しポリ公たちに救われた一日の始まり。THE厄年。
まあ結果的にたいした被害はなかったからよかったんだけどさすがにこうも次から次へと不穏な出来事に続かれると疲れるなって方が無理な話で、カワイ子ちゃんに癒しを求め前田弘二監督『婚前特急』 を近所に見に行ってみたら、余計疲れた。
タイトルからもわかるし広告にも堂々と「21世紀版スクリューボールコメディ」と書いてあるんだけど、コメディ映画にしてはあまりにも遅い、遅過ぎる。特急と思って乗ったら鈍行やった詐欺。会話でしか内容が進まないのにそのリズムが悪い107分はキツい。終盤拘置所のシーンではなんで今まで見てきたストーリーをわざわざもう一回説明セリフで聞かされなあかんねんと怒りさえ覚えてしまった。
これは多分に、この78年生まれの監督さんがコメディ映画に向いてないという理由もあるだろうけど、アホ男とアホ女が「本当の相手」に出会う、ためだけの世界、を今映画にしたところで面白いわけがないという根本的な問題だとも思う。世界も映画も恋愛もそんなにせこいもんじゃないんじゃないかしらん。加瀬亮の無駄遣い反対。 綺麗な足に対して意外とお尻の肉付きが良く歩く姿がスクリーン映えする吉高由里子クンの堂々とした後ろ姿にほんと救われました。
それにしても、男に対して5股をかけるヤリマンの主人公より恋人に黙ってコンドームに穴を開けたり無神経に結婚を勧める親友の方がよっぽど奇想天外なキチガイだと思うんですけど。

と、どうでもいい映画を見てぐったりして帰宅するとそこにはマジで笑えない凄い事態が待っていた。ここまでくると逆にお祓いなんか絶対無意味な気がしてきたゾ。