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6.19

『スリー☆ポイント』

金曜は、見よう見ようと思っていたのに最終日になってしまった山本政志監督『スリー☆ポイント』をレイトショーにて。
ミクシーやツイッターで監督が色んな人に呼びかけ「超インディーズ宣言」して作られたというこの作品、確かに一般的に想像される映画とは全然違うすごく変わったものになってたけど、大変面白く楽しく拝見。内容は一応京都と沖縄と東京を舞台に三つのパートに別れてるんだけどそれが特に内容的に繋がってるわけでもなく突然ドラマが始まったり突然ドキュメンタリーが始まったり。京都編の劇中でほんとーに悪そうなB-BOYたちがずっとヒヒップホップをやってるんだけど、映画そのものがやんちゃな不良が本気で作ったヒップホップの音楽のようでかっこよく。50を過ぎた監督さんがこんなものを作ってるんだから若者たちはスピッツを流してる場合じゃない。
初めてちゃんと見た蒼井そらが可愛くてびっくり(以前TVで大沢あかねが間違えられたと怒ってたけど全然こっちの方がいいし)、ムラジュンも最近の中では一番良かった気がする。まさか青山真治監督の股間のアップがスクリーンで見れるとは思わなかった。
で土曜はその青山真治監督が演出した舞台『G.G.R〜グレンギャリー・グレン・ロス』 を観劇しに雨の天王洲へ。登場人物たちの名前が横文字だったためもちろんすぐには覚えられずあたふたしてしまったが、ひたすら生で感じる舞台俳優さんたちの声の凄さにあわあわ圧倒されっぱなしの二時間でございました。見ててイライラする人物なのにそれでも坂東三津五郎がかっこ良過ぎてくらくらした。
そしてこの二日間の夜は退院後初の連続酒になってしまい日曜はさすがに撃沈。病気と年齢には抗えないわ〜、って、当たり前か…。