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7.14

『アベックパンチ』

早々に前売り券を買っていたのに何故か上映終了ギリギリに駆け込むことになってしまった古澤健監督『アベックパンチ』 (監督近影はこれでいいのか…?)を見に久しぶりにぎろっぽんへ。
原作は人気漫画らしいが読んだことがなく、映画を見て初めてアベックパンチとは手をつないだ男女二組がリング上で戦う架空の格闘技(手が離れたら負け)なんだと知ったのですが、そんな奇抜な設定も大して気にならない程まっとうにベタ(悪い意味じゃなく、川瀬陽太演じる記者のキャラクターとかボクシングジムの雰囲気とか)な青春映画で、うだうだした男子高校生たちが恋とスポーツに目覚めていく姿が夕陽をバックにきらきら眩しい素敵な映画でございました。じゃれ合う美しい男の子を眺めてるだけで楽しかったりしたんだけど、多分横浜辺りの風景も良かったし宇波拓の音楽もかっこよかったな。ただ、不法入国の女の子のエピソードがすごく良かったのに肝心のメインで活躍する主演の女の子の色んな要素があまりにも唐突で、87分の間では彼女が何者で何がしたいのかまったくわからなかったことがちと残念であった。くるくる回りながら戦う姿は感心したけど。あと、最後チャンピオンと戦う場面はないんかいとちょっとびっくりした…。不意打ちのルー大柴にもびっくりしたけど。

別に今更怒る気にもならないけど、なでしこジャパンって名前考えた人は一回しばきたいわな。