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7.29

『ヒックとドラゴン』

だいぶ前に某ギャラクシー賞ラッパーさんから「『トイ・ストーリー3』より完璧な映画」と言われて以来ずっと気になっていたクリス・サンダース&ディーン・デュボア監督『ヒックとドラゴン』(10年)が近所の二番館で上映していたのでつい。
長い年月ドラゴン退治と戦っている小さな島の、超マッチョな父親とは真逆にひ弱な少年ヒックが、伝説のドラゴンの命を救ってしまったことから始まる友情と冒険のストーリー。まずこのドラゴンか明らかに猫をイメージしてて、その動きや表情を眺めてるだけで可愛過ぎて悶える。でも翼が治って飛んだときの爽快な疾走感はほんと『アバター』以上、全身鳥肌立つ程ゾクゾクとかっこいい、これはスクリーンで見て良かった。その中に父と息子の確執と和解、少年みたいな女の子との初恋、仲間や今まで敵だったものたちとの友情、そして最後に少年が自ら背負う傷、ケチのつけどころのない確かにこれは完璧な映画と言えると思いました(アニメのなのにどこか歪なところが『トイ・ストーリー3』の魅力だとは思うけど)。ラストの闘いでドラゴンが小さな影で見えたとき、泣かずにはいられなかった。
ドラゴンたちのビジュアルがおしゃれでファニーなのはもちろん、主人公の少年がかなり最近のお気に入り俳優ジャスティン・ロングにそっくりだったのも良かったですね。公開時なんでオードリーが宣伝してんねやろと不思議に思っていたら、メインのドラゴンの名前がトゥースだった。