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9.06

『ハウスメイド』

あのキム・ギヨン『下女』(60)のリメイクと聞けば期待半分怖いもの見たさ半分でイム・サンス監督『ハウスメイド』を見に行ってみたら平日の昼下がりにしては半分以上の客入りで中々ヒットしてる模様。しかし内容は『下女』との共通点は主人公が女中ってことくらいしかなくね?って程大胆にリメイクされてるうえ『下女』の本気で狂ってる感が半減でだいぶがっかり。これなら未だ男尊女卑の激しい現代の韓国における労働者階級女と若さと美貌だけが売りのブルジョア女の闘い(そこで男は一切犠牲を払わない)という真面目な映画として普通に作れば良かったのに、ラストで無理矢理トンデモ感を出さなくてもと。人間の体がいきなり燃えるのは別にいいけどたいして面白くないしラストシーンもなんだかなあ。生まれたときから住み込みのハウスメイドがいた私としては有り難いオチでしたが。
舞台となってる漫画みたいな大豪邸とかやたらとエロい家政婦の衣装とか、作り込まれたフィクション感はいいなと思ったけれど、なんて言うの、最近の韓国の監督さんて成功してない耽美趣味みたいな映像を撮りたがる人たまにいるよね。と書きながら具体的な例としてはキム・ギドクぐらいしか思い出せないけど。個人的にはまったく趣味じゃない。それでも日本映画よりは立派だと思ったのは結構有名な女優さんが惜しげもなく裸になってるところ。しかも美しい。深津絵里もこれくらいやってほしかったすね。男優の肉体のマッチョっぷりもお見事でした(フェラチオされるとき絶対両手を広げるという設定にはちょっと笑ってしまった)。