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9.25

『ザ・ウォード監禁病棟』

既に出遅れた感があるけどようやくジョン・カーペンター監督最新作『ザ・ウォード監禁病棟』(何故公式HPがないのだ…?)を新宿の方が近いけど銀座シネパトスさんで鑑賞。実は7、80年代アメリカ映画はかなり不得手分野でして、カーペンター先生の作品も未見のものが多いダメ人間なのですが、この映画が滅法面白いことはわかった。
66年のアメリカが舞台、情緒不安定な少女が怪し過ぎる精神病院の監禁病棟に収容されるや恐ろしい出来事が次々と…。もちろんホラー映画だけれど怖いことよりとにかくわあ凄いと感嘆することに夢中になってしまいました。あの主人公と幽霊がガチで戦うシーンなんて、思いっきり斧で殺し合ってるのに感動を通り越して呆気にとられてしまった。でも雨の夜少女たちがレコードに合わせて踊る姿にはちょっと普通に感動してしまったり。最後に彼女たちの正体を知ると更にええシーンに思えたり。途中、脱出するかと思わせてしない〜というループ感がちょっと不思議だったものの最終的にこういうお話だったらなんでも有りかと納得。婦長さんの見事な三白眼も素晴らしかったです。女子二人がダッシュして敵の前でブレーキかける姿もかっこよかったなあ。高校のとき体育教師からあれとまったく同じ方法でエレベーターで逃亡した経験あります。さりげなく60年代のファッションが可愛かったりするのでオシャレ女子にも楽しめるかと。懐かしの天六ユウラク座さんが思わず一日10回興行も納得の充実度、初秋におすすめ。