9.29
『探偵はBARにいる』
深夜にTVをつけたら丁度WOWOWさんで『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 (三浦大輔監督、ポツドールの舞台は07年「激情」を見て以来疲れるのが怖くて遠ざかってる…)が始まり、これが中々面白くつい朝の4時まで見てしまい、最低な役やけどやっぱ松田龍平かっこいいわ〜と熱が上がってつい橋本一監督『探偵はBARにいる』 に駆けつけてしまった。『茶々 天涯の貴妃(おんな)』は私としたことが未見。
雪の中を男たちが疾走しつつ殴り合いに入る冒頭でああこの人アクション映画に向いてない方なんだなと思ったらせっかくの龍平のパンチも全然かっこよく見えず無駄にイライラ、その後もイマイチ見せ場がないし、暴力や銃殺シーンをえらく頑張ってらっしゃるのはわかったけれど、北海道札幌の冬のススキノを舞台に昭和の匂い漂う異端な探偵が主演のアクション有り男の友情有り涙有りのドラマを、125分間ほぼ出ずっぱり大泉洋で引っぱるってのがまず難有り。クライマックスに花嫁姿で銃をぶっ放すのが小雪ってのもなんだかなあ。って言うかこのふたりって、世間ではえらい人気らしいけど実際に好きって言ってる人を見たことのない謎の二大芸能人だと思ってたんだけど、映画もなんだかそんな感じでした。たいして美味しくないのに大流行してるハイボールみたいな(そう言えばちょい役で吉高由里子も出てたな。上手いことまとまったな)。以上。
でも微妙な時間での上映にも関わらずお客さんは結構入ってたしパート2を予感させる終わり方だしで、人気シリーズみたくなってまた多数派との距離は離れるばかりなんだろうな。