BLOG

10.30

『猿の惑星 創世記』

とにかく面白いと噂のルバート・ワイアット監督『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』 をようやっと見てみたんですけどね、これはもう、こんな映画作るなら面白くないとダメでしょうの連続で、まあだから面白かったんだけど、予告を見た時のドキドキ以上のものはなかったとも言えるような。
異常に知能の発達したチンパンジーたちが飼い主には愛情を示しつつやっぱり不当に抑圧する人間たちにNOを突きつけ反乱を起こし街で大暴れ、と猿じゃなければ過去に何回もどこかで聞いたことあるような弱者の闘争物語、アクションシーンもすっごく冴えてるってわけじゃないと思うんだけど妙に興奮してしまうのはやっぱりチンパンジーの姿だからか。だいたい、動物が何かを訴えるような目でこっちを見てくるだけで思いっきり心鷲掴みにされるし。生まれたてのシーザーくん可愛過ぎるし。最終的に絶対私より身長でかそうになられてちょっと怖かったけど。二時間以内にあっさりまとめてくれたのは良かった。結構お気に入りのジェームス・フランコくんにはもうちょっと活躍してほしかったような。
ところで、私は大元の「猿の惑星」をきちんと知らないのでちょっと疑問だったのですが、この後地球を征服し出すチンパンジーたちが今回で既にシーザーくん指導のもと人間を殺すことを選択してしまうということは、結局猿も人間も同じだったという落ち着き方でよろしんでしょうか。なんとなくそれは残念な気もするけど。