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12.06

『監督失格』

別に倒れてたわけでも忙しいわけでもなく、単に怠けてるだけなんですが、今年ずっと怠けっぱなしだった平野勝之監督『監督失格』をようやっと渋谷で見てみた。
林由美香さん出演の映画も平野監督の映画も一本も見たことのない私がこの作品にああだこうだ言うのはお門違いとわかりつつ、元恋人の死をカメラに収めたドキュメンタリー作品という衝撃的な話につい引かれてしまったのですが、まあ、親より先に、しかもペットを残して死ぬのはよくないなと普通に改めて感じました。前半ふたりの自転車旅行の映像は普通に退屈、もうちょっと編集とか矢野顕子の音楽とかなんとかならんかと、「親父かと思ったら、ママだった」のテロップには笑ってしまったけど、 確かにドキュメンタリー映画としては監督失格なんじゃないかしらと思わなくもない。由美香さんの酒癖が悪過ぎて周りの男性が「最近一緒に飲みたくないんだよね…」と裏で呟いていたのは痛かった。15年の月日が映画の中で流れ、監督自身のあか抜けっぷりが一番の衝撃だった。

の他にもこの数日で何本かの映画や試写を見ているのだが、またいずれ。一番好きな映画、ぐらいに思ってた『特出しヒモ天国』の内容を思いっきり勘違いしてたことに気付いたのは自分でも自分のバカさがショック過ぎた。とある呑みの場で初めてお会いした斉藤陽一郎さんに握手を求められ、笑った。