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12.07

『アントキノイノチ』

さよなら池袋東急さん記念に瀬々敬久監督『アントキノイノチ』 を見てみたら、これがかなりヘビーな内容にグロい映像で、流行(でもないか)の感動モノと思ったお客さんたちは結構引くんじゃないかしらと勝手に心配になってしまったけれど、もちろんZ監督なのでその辺のテレビ局映画とは全然違う、きちんとした感動映画でございました。『ヘブンズストーリー』の残り香を強く感じたけど、これくらいあっさりしてくれた方が個人的には好きかも。
ハードなトラウマを抱えた若い男女が遺品整理という仕事を通じて出会い、お互いのおかげで過去を乗り越えて生きていけそうになる、強引過ぎるラストの展開(と、最後の台詞…)は要らないんじゃないかと思いつつ、ものの生き死にに敏感肌になりまくってる今の私はだあだあ泣いてしまった。あの留守電はずるい。
岡田将生くんのやり過ぎ芝居はあんまり成功してると思えなかったけど、相変わらず美しいお顔だったのでまあよし、永遠にブレザーの制服を着ててほしい。榮倉奈々ちゃんはここでもほんとに素晴らしくって、彼女の出番が減りだした後半の失速感が残念だった。そしてやっぱり私は原田泰造がかなり本気で好きだ。

新しいDVDプレイヤーの操作方法がよくわからなくてうっかり変なボタンを押したらしく「ニュース23」が毎日録画される設定になってて、もの凄い勢いで溜まっていくんだけど。どうしていいかわかんないんだけど。