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12.08

『マネーボール』

いい加減まともなブラッド・ピットが眺めたいと今更ベネット・ミラー監督『マネーボール』を見ました。泣きました。日本でもアメリカでもジジイとカネの集まるところにはロクなことはないんだなと勉強になりました。
ほぼ実話だという、現在ゴジラ松井のいるアスレチックスのGMが貧乏球団がためスター選手が獲得できないものの独自のマネーボール理論でチームを勝利へ導いていく、見る前からハッピーエンドだとわかってるようなもんだし団体スポーツ(特に球技)に嫌悪感すら抱いてる私が感動してしまった理由は、これが野球というよりブラピ演じる色々うっとおしいところもあるけどチームと共に徐々に変化し最終的には憎めない奴ビリー・ビーンという人物についての映画だったからだと思われ。マネーボール理論自体はブラピ以上に相方のデブのオタク(最初からええ奴)が考えたことだったし。
実話に忠実なんだろうけど最後まで優勝しないんだってのはちょっとずっこけたけど、前半にかなり唐突に現れる別居中の娘とブラピがふたりでギターを買いに行くシーンに、自分でもよくわからないけどうるうるしてしまってたらそこに繋がる最後のあの歌声で、それだけで勝手にこの監督さんもええ人なんだろうなと満足。最近のアメリカ映画じゃ珍しいくらい地味な時間と音楽はあと10分短くしてくれたら言うことなかったです。
久しぶりにビシッとスーツを着こなすピッくんはもちろんかっこよかったけど思いのほかロバート・レッドフォード化が進んでいて(顔の皺の感じとか)ちょっと動揺(ピッくんがやたらと紙コップに吐いていたものは何?)見事なカメレオンっぷりだったフィリップ・シーモア・ホフマンには途中まで気付けなかった。