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1.18

『永遠の僕たち』

もしかして私はドMなのかしら、ガン映画は続く。
ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』を渋谷で見て数日経っても頭の中はミア・ワシコウスカちゃんの可愛さに意識を半分以上持っていかれたまんまなんですが、作品自体もとにかく可愛らしい、ピュアでスイートな映画。余命の少ない少女と両親を亡くした少年、主演のふたりの美しさと命の儚さと十代の刹那さ、これでもかってくらいの胸キュン祭りにいちいち胸キュンしまくり、お葬式だの幽霊だのが出てきてもどこまでもラブリー、見てるだけで恥ずかしくなるくらいの甘ったるさに、こんな映画をいい歳こいたおっさんが撮ってると思うとちょっとどうなんだろうと思わなくもないけれど、やっぱりオカマってロマンチストなのねとなんとなく許せてしまう。生きることと死ぬこと、もちろん今回も色んなことを思い出してボロボロ泣きましたけど。
ほんとお父さんそっくりのホッパーくんも、冷静に考えればただの寝癖だらけのひきこもりの多動児なのに、この繊細感。バスタブで敗戦を背負うまさかのタカハシヒロシな加瀬亮もすごく良かった。しかしまあミアちゃんが可愛過ぎた。参った。さすがにこの髪型とファッションを日本人が真似すると大惨事になるだろうから控えるけれど、とりあえず赤い手袋は買おう。