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2.09

『アニマル・キングダム』

『トイ・ストーリー3』をベスト1に挙げたタランティーノを信頼してるので結構楽しみにして臨んだんですがテヴィット・ミショッド監督『アニマル・キングダム』 、アメリカ映画かと思っていたらオーストラリア映画で、だからってわけじゃないんだけど、犯罪映画にしては全体的になんか野暮ったく感じてしまって。
一家団欒の場でクスリをやる犯罪一家、ポリスたちも好きなように暴れ放題と、勝手に抱いてたオーストラリアのコアラ的イメージはだいぶ裏切られ悪いヤツらが悪いことしてるってのは伝わるものの、どうも役者の顔が弱くて、人殺しもいとわないワルにしては小物のチンピラが逮捕されることにビビって右往左往してるだけにしか見えない。出来事に身を任せることしかできない主人公の青年のでくの坊感はとても良かったけど。後半、それまでおとなしかった一族を仕切るビッチなゴッドおばあちゃんが獄中の息子を助けるため行動しだしてからの方が俄然盛り上がる、にしてももっとクレイジーになってもいいんじゃないのと思ってしまったけど。
監督さんは『メタルヘッド』の脚本家だそうで、日常の中に平然と存在する狂気、みたいなものを描きたい方なんだろうけど今回はちょっと気合い入れ過ぎて空回り感あり。ホームレスメタルくらいのゆるさが好みでした。