2.14
マキノ1
2月14日はもちろん次郎長親分のお誕生日ですよね、ってことで(今朝知ったけど)いそいそとシネマヴェーラさんの「次郎長三国志&マキノレアもの傑作選!」に向かいました。
結構見てるつもりだけどそれ以上に作品が多過ぎてタイトルと内容が一向に一致しない次郎長シリーズ、今日上映された『次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港』(53年)も、知ってるような初めてなような、でもニュープリントだし次郎長親分は相変わらずかっこいいし、不勉強な私はひとりひとり役者さんの名前までわからなかったけど脇の登場人物もほんとすごくて、とにかくラストのワッショイが、意味わからんけど素敵過ぎるからなんでもいいや〜とまったく建設的な意見は言えないものの、とりあえず幸せな気分になったからいいや。私の密かな夢は、好きなお笑い芸人を総出演させて次郎長をリメイクすることです。
初めて見た『悪名一番勝負』(69年)も、面白過ぎる以外特に言うことはないんですけど、勝新演じる男に強くて女に弱いやくざにうっとり、普段は苦手な河内弁すらかっこよく聞こえる不思議。最後死ぬのかなと思ったら普通に元気だったのもよかった。最近の小顔至上主義な芸能界は、勝新の高級つくねみたいな肉厚感溢れる顔面のかっこよさをもっと知った方がいいんじゃないかと思った。それにしても、この頃から2011年の最新作まで可愛さが変わらない大楠道代ってなんなんだ(と気になってウィキペディアを見てみて、最後の一文ヒドい)。
と、次郎長か勝新かなんて選べない〜と悶々とするある意味幸せなバレンタインでした。