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3.23

『らもトリップ』

風邪ひいた。今年は自宅に高級加湿&空気清浄機を導入したので大丈夫だろうと余裕かましてたけど、やっぱり3月初旬に春を先取りしまくって素足にホットパンツは32歳の肉体に荷が重過ぎた模様。反省。
ちょっとくらいのことなら普段は無理して動くけどこの時期はさすがに昨年のトラウマがあるので数日は家でおとなしく休み、夜になって少しは大丈夫かなと思えたので、のそのそと吉祥寺バウスシアターさんにてレイトショー上映されていた『らもトリップ』を拝見。中島らもの生前をよく知る人たちのインタビューと、中島らもの小説を映像化した三つの短編映画からなる、4人の監督さんによる作品となっております。
インタビューパートの監督は中野裕之、もちろん躁鬱病でアル中でヤク中の色々なエピソードが面白くないわけなく、奥さまや娘さん、大槻ケンヂや古田新太のお話は笑わずにはいられず。鼻からラーメン出すなんて、本当に変わった方だったんだなあと改めて。
映画化された小説はそれぞれ三間旭浩監督「クロウリング・キリング・スネイク」今橋貴監督「微笑と唇のように結ばれて」松尾健太監督「仔羊ドリー」、多分みなさん東京芸大の方、なのかな。にわからも好きとしては色々思うことがなかったわけではなかったが、勝村政信のクローンが諏訪太郎というキャスティングで、そのふたりが最終的にやってしまうという展開の「仔羊ドリー」が一番中島らもの頭の中に近そうで、面白く見た(他のに作品はちょっと真面目過ぎた気が)。

帰り、風邪気味の体を引きずって新宿に出て、相当に貴重と思われる『戦火の馬』論争を聴いたりするも、最終的にいい大人たちが『トイストーリー』1派か3派かでもめてた。