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4.30

『未知との遭遇 特別編』

子どもの頃は学校が休みになるというだけで血湧き肉踊る程楽しみだった大型連休も今やすっかり街に人が増えるだけのうざいものになっちゃって、こんなんじゃダメだピュアだった童心を取り戻そうと早稲田松竹さんに幼い頃見たっきりのスティーヴン・スピルバーグ監督『未知との遭遇 特別編』を見に行って、ぴかぴかとシネマの光を浴びまくってみた。だいぶフィルムが劣化して画面が赤くなってしまってたけど、動くトリュフォーに涙しながら、前日見たばかりだからかなうなドラマを思い出したり。
お話としては、ほんとに突然UFOが現れて宇宙人が出てきましたってだけのことで、場内を埋め尽くしていた若いお客さん(女性率高し)たちにとって今この映画を面白く感じられるものなんだろうかと疑問、実は私も途中でちょっと「さすがに色々引っぱり過ぎやろ…」と少し疲れたりしてしまったのですが、まあそれは。最近のハリウッド映画に現れる宇宙人てやたら凶暴で怖いから、こういう穏やかなのもたまにはいて欲しいし。
それにしてもこの映画は、映画音楽自体もじゃんじゃん騒ぎまくるし、UFOの轟音や妻や子どもの騒ぎ声や謎のビートや、普通のスピーカーで聴いてても相当うるさい。爆音で見たらどんなことになるんだろう、神戸がうらやま。