5.08
『ジョン・カーター』
だいぶ出遅れてしまったけれど不朽の名作『ウォーリー』の監督作だと聞けば見逃すわけにはいかぬとアンドリュー・スタントン監督『ジョン・カーター』 を。さすがにその辺のマンガみたいなハリウッド映画とは違う面白さ、私は2Dで見てしまったけどこれは3Dでもよかったかも。この監督さんの重力や回転するものへの感覚は面白い。もちろんバローズの伝説的小説は未読。
映画の舞台が、1800年代のアメリカから始まったと思ったらインディアンが出てきたり『スター・ウォーズ』みたいな世界になったり『グラディエイター』みたいな格闘シーンが始まったりと色々詰め込まれまくってるから、途中ちょっと疲れなかったわけではないし、火星人らしき緑の生き物たちが全然可愛くないし(犬みたいのはよかった)、でも馬が走ったり大勢で戦うシーンはぐっとかっこよく、カーターが死んだ家族を思い出しながら火星人を殺しまくるところではちょっと泣きそうになってしまった。最後のジョブスへのメッセージにも感動。
って言うかジョン・カーターかっこよすぎ誰このイケメン、と思ったら、まさかの『バトルシップ』のぱっぱらぱーな主人公と同一人物だったのですね(テイラー・キッチュ)!全然違う、絶対これからもいい監督としか仕事しないほうがいいよー。 その代わり女王さまのビジュアルはだいぶ微妙やな…と思ってしまったが。