BLOG

6.01

『恋と愛の測り方』

もっとアッパーなラブコメ映画を楽しみに期待して見に行ってみたらだいぶ邦題に騙された感の残ったマッシー・タジェディン監督『恋と愛の測り方』(原題は『LAST NIGHT』)、舞台はほとんど夜で画面は暗いしハイウェイの空撮はないし。そう言えば上映中に地震はありました。
いかにもNY派なスマートでオシャレな若い夫婦が結婚三年目にして微妙な倦怠期を迎え、美人の同僚と出張に行くことになったり街でばったり元カレに遭遇したりとお互いハプニング的な一夜を、他の相手とやるのか?やらないのか?ってだけの話をぐだぐだと。二組のカップルの一晩を会話だけで引っぱるのはまあいいとしても、特に優れた脚本なわけでもなく役者の芝居がすごいわけでもなく、見ながら、ほんまにそんなことどうなろうと知るかよイライラ、ってかエヴァ・メンデス出しといて結局やれへんって詐欺やろとムカムカ。チラシには「オトナ男女のラヴストーリー」とありますが、一回浮気するだけのことにここまでウジウジするってむしろ子どもっぽい気が。
監督&脚本は女性らしいが、きっと御本人もスマートでインテリな方なんだろうなあとは思ったけど、友だちにはなれなそうだな気がする。噂通り、キーラ・ナイトレイちゃんの貧乳っぷりは服の上からでもなかなか見事でした。