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6.03

『宇宙兄弟』

民放で『宇宙戦争』が流れてた夜、私は近所で森義隆監督『宇宙兄弟』を見てました。人気らしい原作マンガやアニメについてはまったく知らず。公開から結構日にちが経ってるにも関わらず中々の客入りで、ヒットしてるんだなあってことは感じました。
と特になんの思い入れもないまま見た感想としては、今までただのしゃくれ顔にしか思えず全然魅力のわからなかった小栗旬がちょっと良い役者に思えたという点で悪い映画じゃない、とは思った。がしかし、いかんせん長い。ダメ兄貴とエリート弟のストーリー以外のすべてが余計。素人にとってはもの珍しい宇宙飛行士の試験を面白可笑しく描きたいというのはわからなくはないけど、映画にする程のネタでもないだろうにと途中で飽きてしまった。若くてキラキラした受験生の中に塩見三省さんが混じってるのは良かったけれど。
わざわざNASAまで行って撮影してご苦労様と思ったり、月面での交通事故という無茶なシーンも悪くなかったり、宇宙兄弟が月と地球でお互いを思い合う瞬間にちょっとホロっとしかけてしまったり、悪くない瞬間も幾つかあり、流れる音楽がプライマル・スクリームだったりシュガー・レイだったり、なんやこのもどかしい感じ、と思ったら、監督さんは私とタメだった。ほんのちょっとだけ次回作に期待。