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6.04

『バッド・ティーチャー』

元恋人同士の男女がいかにも下品そうなラブコメ映画で共演するってやっぱアメリカ映画の懐は桁が違うねえと見る前から感心しきりのジェイク・カスダン監督『バッド・ティーチャー』 ですが、実際見てみても、キャメロン・ディアス&ジャスティン・ティンバーレイクがはじけまくって世にも意味不明で情けないセックス(?)シーンまで披露してくれてて、素敵な映画でした。
仕事にまったくやる気がないどころかハッパは吸うわ生徒のお金はごまかすわウザい同僚を陥れるためには相当酷いこともするわな中学教師のキャメロンちゃんがお目当ての金持ちイケメンを落とすために、完璧なボディ(これだけでも一見の価値有り)でルブタンのヒールを履きこなしながらバカらしいことをあれやこれやとドタバタ、それがラストには改心してみんなハッピーに、ってわけでもなく、キャメロンちゃんは最後までプライドの高いダメ教師なんだけど、でもなんかこのまま幸せになってほしいなあと思える。『ヤング≒アダルト』もそうだったけど、やっとこういう一般的な感覚では誰も共感できそうにない女性像ってのが流行りだしたのかしらね。いいことです。
何の説明もなく突然活躍するルームメイト、ちょっと感動的なダンスシーン、冴えない生徒との非教育的なやりとり、などなど私好みのポイントが色々あってひとりにやにやしてたのですが、ただ、真面目なカマトトの同僚が実は精神を患った過去がある的なエピソードは意味がわからず特に要らなかった気もした(カマトト=キチガイ、くらいの認識だと言うなら爆笑するけど)。