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6.12

『幸せへのキセキ』

マット・デイモンに会いたい一心でいそいそキャメロン・クロウ監督『幸せへのキセキ』 を見に行ってみたらば、妻の死をきっかけにまだ幼い子どもを抱えた父親がうっかり寂れた動物園付きの家を買っちゃってそのまま勢いで素人経営始めちゃうという嘘みたいな話が実話ベースで進んでいくんだけど、この、無理と思えるような状況からとりあえず精一杯頑張って、その先に何か劇的なドラマがあるわけでもなく、頑張った分だけ想像通りに幸せになってよかったね的展開ってどっかで見たことある、と思ったら、偶然にも昨日見た『ケイト・レディが…』と同じ脚本家さんだった(ついでに言うと『ケイト・レディが…』の旦那役は『ふたりにクギづけ』の双子の片割れ。全然関係ないけど)。この人の過去の作品を思い出してみると(ほぼラブコメ)、きっとタモリかなぎら健壱ばりに現状維持肯定派なんだろうな、今回も最後までマットはずっと死んだ妻を思い続けたままで、でもそれが無理に先に進もうとしてない力の抜け方に思えて、個人的には結構好き。てか、めっちゃ泣いた。さすがにこの物語には動物にまつわるエピソードが満載過ぎて反抗期の息子や飼育係との人間関係がさらーっと流され過ぎな感もあったけど。あとやっぱり、猛獣の飼育ってそんな簡単じゃないやろうとちょっと突っ込みたかったけど。
が、動物園のお話なんだからとにかく動物好きにはたまらない、特に虎マニアの私には悶絶するようなシーン多々有りで、それだけで結構満足。 熊と対峙するシーンもえらい迫力で良かった。てか、マット・デイモンが男性として素敵過ぎて、見ながら本気でドキドキした。あー付き合いたい。
もちろんキャメロン監督ですから、音楽も全体的にかっこよく、そして何より金髪のかわいこちゃんを撮るのがお上手。エル・ファニングちゃんの笑顔にノックアウトされるためだけにもオススメ。