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6.28

『テルマエ・ロマエ』

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会社の人がくれたチェルノブイリ土産(でかいシール)。意味分からんけど、なんか危険なことはわかる。

間違っても忙しいとかじゃなく、帰省や入院以外で久しぶりに一週間近く映画を見ない日が続いてしまったので、ボケた頭のリハビリに大ヒットしてるらしい武内英樹監督『テルマエ・ロマエ』 を見に行ってみた。作者が実際イタリア留学経験があるらしい原作マンガは未読。
ヒロイン演じる上戸彩はね、団地育ちで、14歳の頃から働いたお金を一切使わず全部貯金して、21歳のときに両親に家を買ってあげた、そんな優しい娘なの。 顔も藤純子に似てて映画映えすると前から思ってたので、こんな裸の男ばっかり出てくるような下品な作品に使われちゃって、私は哀しい。裸だけじゃなく、下ネタの振りまき方とか、日本語とローマ語の使い方とか、俳優の顔が濃けりゃローマ人に見えるだろうとか、映画に対する開き直りが全体的に下衆で品性がなく、チネチッタまで行ってこんな恥さらしはして欲しくなかった。
古代ローマ人が現代日本にタイムスリップして、そのお風呂にまつわる諸々のギャップを笑うってのは冒頭数分で飽きるのに、男女のドラマや皇帝の権力闘争などのそれ以外の要素があまりにも雑、コントにしか見えない。ローマのお風呂もあんまり楽しそうに見えない。マンガとしては面白んだろうけど。
そしてこれはそろそろ慣れなきゃいけないんだろうけど、デジタルで撮られた光の明るさがあまりにもテレビっぽくて、屋外のシーンになる度興ざめしてしまった。
そしてこれも慣れなきゃいけないのか、竹内力、銀ちゃん辞めてから太り過ぎじゃないか。