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7.06

『アメイジング・スパイダーマン』

休憩。
雨の中ふらふらと近所にマーク・ウェブ監督『アメイジング・スパイダーマン』3Dを見に行ってみた。
ストーリーは今更説明するまでもないスパイダーマンから大きく変わったところはなかったけれど、サム・ライミ監督バージョンからは俄然「今っぽい」アメリカ映画になった印象。が、それがこういうアメコミヒーロもの映画にとって有効だったかはだいぶ微妙だなと思ってしまった。もちろん前シリーズと比べるのは可哀相過ぎるけど、キャラクターをかっこよく見せると言うより映画全体をスタイリッシュにすることに必死なられてもなあ。なんかかっこいいかもという雰囲気だけで136分はさすがに途中だれる。スパイダーマンが覚醒するまで時間かかり過ぎ(のわりには覚醒してからは結構あっさり)。わざとだろうけど、ほんとにメインのキャラクター以外ほとんど関係のないもののように描くのも、あそこまでマンハッタンのど真ん中が舞台だと無理がある気がしました。『(500日)のサマー』からあんまり化けなかったね。
普通に人が立ってるだけのシーンでも遠近感がおかしく感じたのは3Dメガネしてたからなのかしら。諸々細かい設定が放りっぱなしなのは2があるからでいいのかしら。
それにしても、行方不明になった父を探し、父親がわりの叔父の仇を討ち、ガールフレンドのお父さんに助けられ、この監督さんが父性にとらわれまくってるのは十分なくらい伝わったが、ピーターくん一回くらいお母さんのことも思い出してあげようよとちょっと説教したくなった。