BLOG

7.14

『ロンゲスト・ヤード』

いくら名作揃いだと言われても午前10時に映画館(しかも銀座)に行く程の映画愛は持ち合わせてねえなあとスルーしっ放しだった「午前十時の映画祭」 ですが、なんと一日中ロードショーしてる日もあるんだと最近知って、いそいそとロバート・アルドリッチ監督『ロンゲスト・ヤード』(75年)を見に行ってきました。よく考えると私、アルドリッチ監督作品をスクリーンで見るの初めてかも。酷い。
元フットボール人気選手が無駄に派手でかっこいいカーアクションを展開した結果刑務所に入り、所長や看守たちからひどい扱いを受けつつ看守チーム対囚人チームのフットボールのコーチになり(もちろん囚人の)、感動のラスト。って、最後は泣けることくらい最初からわかってるんだけど、でもやっぱり泣いてしまった。分割画面が始まってから俄然テンションが上がり、黒人のおねーちゃんたちによるしょぼいハーフタイムでうきうき。冒頭の女の扱いとか、しょーもないギャグでゲラゲラ笑う姿とか、この主人公結構ダメなヤツなんじゃないのと思いつつも、黒人の囚人仲間とのやりとりや垣間見える男気のかっこよさについ。でもとりあえず急所狙っとけ的な狡さもあるんだけど、なんか可愛くてねえ。権力側の俳優さん達のほんとに鬱陶しそうな顔もすごかった。これは劇場で見て、ああ面白かったと笑顔で帰るのが正しい、素敵な映画。
ただ、フットボールのルールを詳しく知らない私は、試合のシーンでなんですぐそんな細かくタイムをとるんだと全然理解できてなかったり、豆電球一個で殺された便利屋がちょっと可哀相過ぎないかと思ってしまったり。アルドリッチ先生への道はまだまだ遠いと再確認もしたのでした。いつかあのビッチみたいな髪型してみたい。