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9.12

『Playback』

今年の秋オーディトリウム渋谷さんで公開されるという三宅唱監督『Playback』を試写で拝見させて頂く。ありがたや。
ムラジュン演じる主人公であるうだつの上がらない四十前の俳優が、突然現れた高校時代の同級生とともに故郷に帰る道すがら、それが現実なのか夢なのかみんな生きているのか死んでいるのか演技なのか本当なのか、 スケボーに乗ってアスファルトの波に何度のまれてもしれっと生き返るムラジュンの姿がほんとにきれいなモノクロフィルムに映っているのを見るとこれが日本映画なのかアメリカ映画なのかすらわからなくなってしまうような、めちゃくちゃかっこいい映画で、でもいい歳したおっさんたちが学ランを着てはしゃいでる様子はなんか可愛くて、笑ってしまう瞬間も。これはムラジュンファン(もちろん私も好きやけど)には色んな意味でたまらんのじゃないかと。音楽や全体的なセンスも含め、ああ自分より若い人(監督さんは私より全然お若い、はず)がすごい映画を作ったなあという印象。四宮秀俊のカメラも良かった。相変わらず、菅田俊の声が低過ぎて今イチ台詞が聞き取れなかったことだけが無念。
そして私は未だにデジタルで撮ったものをフィルムにしてああだこうだってことの技術的な詳しい仕組みがよくわかってないんだけど、この作品はデジタルを35ミリフィルムで仕上げてる、らしく、それはお金も手間もかかることのようで、でも敢えてその方法を選択されたことも納得の映画だと思うので、みなさんにも是非映画館で鑑賞してもらいたいす。