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9.17

『莫逆家族 バクギャクファミーリア』

祭日のシネコンはエレベーターに乗る時点から大行列で、映画って流行ってるんだと感心しながら熊切和嘉監督『莫逆家族 バクギャクファミーリア』 を見てみた。人気らしい原作漫画は未読。
主演のチュートリアル徳井は、だいぶ芝居がクサいもののぽっちゃり芸人から肉体改造したというアクションのキレも悪くないし、口裂けの中村達也は普通に怖いし、ばーちゃん役の倍賞美津子は出番が少なくてもさすがのかっこよさだし、轟く大量のバイクのエンジン音、いい年した元暴走族の男たちがひたすら殴り合う姿、がんがん攻めてる音楽、さすがの面白さだなと感心するところは多々あった、んですけどね、どうも、ストーリーの組み立て自体がさっぱり理解できなくて、困った。阿部サダヲの娘の仇をとるためにみんなが立ち上がるってのまではわかったんだけど(にしてもあの娘は二回もレイプされたわりには立ち直るの早過ぎないか)、中盤に突然起こる新井浩文のさっぱり必要性のわからない自殺以降、それまで大して重要キャラでもなかったムラジュンが突然暴れ出して、結局アイツが全部悪かったってことでいいのかしら。じゃあそれまでのやりとりはなんだったんだとさすがに突っ込みたくなってしまいました。まさか、殺人者の息子は殺人者になるという再生産について描きたかったわけじゃあるまいし。
あと、さすがに元族の仲間たちの数が多過ぎて、みんないい役者だとは思ったけど、途中で人間関係を把握しきれなくなった。127分はちょっと長いし、もうちょっと色々絞ったらもっと良かったのかも。あと、千鳥の大悟はやっぱりもっとみんな活用すべき。あと、林遣都の学生服姿って10年以上見てる気がするんだけど、実年齢はどうなってるんだ。