BLOG

10.14

『血の魔術師』

確か数日前、我が家で某監督の最新作が撮影されてる頃、シアターNさんで開催中のハーシェル・ゴードン・ルイス映画祭に向かい、『血の魔術師』(70年)を鑑賞、ゴードン・ルイスまったくの初体験な私は、その、前衛的なのか実験的なのか本気なのかふざけてるのか完全に混乱してしまうスプラッターな世界と物語に思いっきり衝撃を受けて、切断される美女の身体と次から次から飛び出してくるグロい内蔵にひどく興奮、まったく筋書きはわからないけどとんでもないドンデン返しなラストにもなんかすごいわあと妙に感動してしまい、上映後の、佐々木浩久&篠崎誠監督のトークも、ゴードン・ルイス作品についての詳しいお話から映画製作の初期衝動について40分近く拝聴、その後も夜遅くまで怒濤の7、80年代アメリカホラー映画についておふたりの鬼の記憶力を元に面白過ぎるあれこれを聞いていやあ満足満足、と帰宅したはず。しかしその数時間後に激しい腹痛に見舞われ、翌日になっても治まらないので病院に行ってみたら、小腸&大腸ダブルで腸炎なってますよとか言われ、『血の魔術師』の祟り恐るべしとおとなしくベッドにうずくまるしかない週末を過ごしているのでした。 しかしゴードン・ルイスは是非他の作品も見てみたく、復活次第通いたい。
腸炎の治療法は絶食しかないらしく、数日は水とスポーツ飲料だけで過ごさなきゃいけないんだけど、胆石で3週間断食を経験したことのある私には結構余裕。断食道場とか行ってる健康派の人たちに教えてあげたいよ。