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11.17

『高地戦 THE FRONT LINE』

お気に入りのチャン・フン監督(『映画は映画だ』の人)の最新作ということで『高地戦 THE FRONT LINE』 を大雨の中。
作品の規模を追う限り韓国では着々と出世していってる感じは頼もしいが、三作目の今回は戦場で戦う男たちの物語か、どんなけ男同士の関係描くの好きやねんと軽く半笑いで見てみたものの、途中から、ああこんな面白い映画作れるなら得意なネタ繰り返したくなるよねと納得の出来。すごく良かった、オススメ。
舞台は朝鮮戦争停戦直前の南北境界線高地、そこで展開する南と北の激しいやりとり、やっぱり朝鮮戦争の歴史になんてほとんど知識を持たない私にはどこまでが史実に忠実なのかはわからないけど、ずるずると長引く戦争に心底疲弊した南北の兵士たち、ただ殺されなかったという理由だけで闘い続ける男たちのやるせなくて哀しい姿、そのドラマだけでも十分充実してるんだけど、本格的な戦闘シーンが、よ!アジアのスピルバーグ!とかけ声をあげたくなるくらい魅せてくれる。HPによると予算は100億ウォン(円だと10億弱か)だそうだが、75年生まれの監督がそれでここまで撮れるのかと非常に感心しました。出てる役者もみんな素晴らしく、ちょいちょい挟まれる鍛え上げられたイケメンたちの美しい肉体もかなり。
一旦センチメンタルに終わりを迎えるのかと思ってからのこの展開は、事実通りらしいけど、鑑賞後結構本気で凹むくらい戦争の不毛さを改めて思い知らされる。米アカデミー賞外国映画部門に出品されるらしいけど、 余裕でいけるんじゃないかしら。