3.07
『アントニオ・カルロス・ジョビン』
夜もヒッパレ!世代としてはマルシアが出演してると聞けば見逃すわけにはいかぬと「大人の音楽映画祭〜レジェンドたちの競宴」 にて上映されてるネルソン・ペレイラ・ドス・サントス&ドラ・ジョビム監督『アントニオ・カルロス・ジョビン』(11年)に駆けつけたら、同じことを考えてる人もいたようで、場内には知り合いがちらほら。
ブラジル映画で字幕無しかとやや不安だったものの、見てみるとそんなことはまったく気にするべきではない作品で、恥ずかしながらジョビンさんのことはぼんやりと名前くらいしか知らなかったんですけど、とにかく有名過ぎる彼が作曲したボサノヴァの名曲を、あらゆる時代と人種のミュージシャンたちがカヴァーしている映像(下世話にも、印税半端ないやろなとか考えてしまった…)が、大した説明もなく、時系列に沿ってるわけでもなく、一曲をじっくり聴かせてくれるわけでもなく、結構あっさりとただ繋がれているだけの84分は、まるで凄腕のDJのプレイの音を見ている様な気持ち良さで、こんな映画もあるもんかとひどく楽しかった。最後の拍手も良かったなあ。マルシアも、微妙に浮いてたけど、頑張っていたように思う。しかしよくあんな番組見つけてきたよな。
ジョビンさん、若い頃は相当なイケメンでびっくり、だけどピアニストにしては腕が短い、よね。