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3.17

『ただいま、ジャクリーン』

映画美学校関連の作品が続くのはまったくの偶然なのだが、上映最終日に駆け込んだ大九明子監督『ただいま、ジャクリーン』 もとてもいい映画でした。
幼い頃交通事故で両親を亡くした少年と少女がトラウマを抱えつつ思い出の腹話術人形を通して色々乗り越えていく、という結構重い話が40分にあっさり上手にまとまってて大変見やすい、けど珍しくむしろもうちょっと長くてもよかったんじゃないかしらこれで終わるのはもったいないと思える程の安定した面白さ。多分低予算なんだろうけど、まったく安っぽくなってない画面にも感心。大九監督の『恋するマドリ』も密かに好きな作品だったけど、もっと他にも見てみたくなりました。
ジャクリーンとは腹話術人形の名前なんだけど、こいつが可愛い顔して結構毒舌なのが笑える。ちょっとチャッキーっぽい。でも一応ジャクリー子さんの淡い片思いのお話でもあって、ちょっと切ない。
こんなよくできた映画が一週間限定レイトショーは惜しい!と思ってたら、好評につき4月6日からオーディトリウム渋谷さんで再上映が決定したそうで。今回見逃した人には是非オススメ。
腹話術と言えば、先日TVでいっこく堂が米良美一を人形に見立てたコントをしていた。かなり衝撃だった(ジャクリーントリビア、劇中でいっこく堂が下げてるバッグは私の)。

の前に、レスリー・ヘッドランド監督『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』 を見たんですけどね。女版ハングオーバー!みたいなふざけた映画で、中々。監督が80年生まれのこちらも女性、アメリカ映画にカセットテープが出てきたら泣けると気付いた。キルスティンちゃんはヌードカラーがよく似合う。